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C#のソースコードの基本形を理解しよう

1.1 C#の準備
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おまじないの意味を理解しよう

using System;//using句でどの名前空間(クラスの塊)を使用するかを指定する

class Program//クラス名。何でも良い
{
    public static void Main()//実行したいプログラムに1つ必要
    {
        Console.WriteLine("貴方のお名前を入力してください。");//画面に出力する

        string name = Console.ReadLine();//画面からの入力を待つ

        Console.WriteLine(name);
    }
}

上のコードは「まずは環境を作ろう」で作成した簡単なプログラムです。
意味が分からないと気持ちが悪い人もいるでしょうから、簡単に説明します。
(詳細についてはC#の勉強をしていけば自ずと理解できるようになります。)

 1行目 using System:
ソースコードではusing文で指定された名前空間を用いますよと言う宣言です。
ここでは、System名前空間を使用します。
こうしておくことでConsoleクラスの正式な名称はSystem.Consoleという名前なのですが、Systemを省略することが出来ます。

 3行目 class Program
C#ではプログラムの基本がクラスと呼ばれるものです。詳細はオブジェクト指向の所で触れる予定ですが、アプリの中でメソッドを集めたかたまりです。
C#のプログラムを動かすのには最低限1つのクラスがなければなりません。

4行目と13行目の{}:ブロックと呼ばれるもので、クラスやメソッド等の範囲を区切るものです。

 5行目 public static void Main():C#で最初に実行するメソッドです。メソッドとはアプリで実際にプログラムを処理する機能を持ちます。
 Mainメソッドは1プロジェクト内で1つでなければいけません。C#では始めにMainメソッドを探し出すからです。複数あってもどちらを実行するのかが分からなくなりエラーが発生します。
public、static、voidの説明は追々していきますが、Mainメソッドではおまじないと思ってください。(詳細を知りたければオブジェクト指向の事を解説しているサイトを探してください。)

 7行目 Console.WriteLine(name):ConsoleクラスのWriteLineメソッドに変数nameで指定された文字列を標準出力と呼ばれるコンソール画面に出力しなさいと言う意味です。

 9行目 string name = Console.ReadLine():ConsoleクラスのReadLineメソッドは標準入力と呼ばれるコンソール画面からの入力を受け取りなさいと言うメソッドです。受け取った値はstringクラス(文字列を扱うクラス)でnameと呼ばれる変数(変数とは受け取った値を保持しておくための名前)に代入されます。

 補足1:クラス名、変数名、メソッド名などは大文字小文字を区別します。例えば先ほどあげたMainメソッドとmainメソッドは全くの別物です。(好ましくありませんが一応宣言は可能です)

 補足2:文は「;」(半角セミコロン)で区別されます。C#では文の末尾はセミコロンで終わらせなければなりません。改行では区別されません。逆にセミコロンで区切っていれば1行に書くことも出来ますが、ソースコードの可読性に欠けますので、止めた方がいいでしょう。
 尚、ブロックは文ではありませんので、{};という書き方はしません。

まとめ

 C#を動かすのには様々なルールが存在します。それを理解するのにはもう少し先だと思っています。今は意味が分からなくてもおまじないだと思ってくださって結構です。

次からはこのプログラムにも出てきました「変数」について扱っていきます。

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